なんだかんだ

好きなもの好きといえる勇気だけは手放したらダメだよ

山田くんに夢中になった2017年

2017年もあと少しですね。
今年は久しぶりに嵐以外のジャニーズグループに目を向ける機会が多かった気がします。
特に10周年のJUMPを見ながら、懐かしいなぁって思ったり、若さ満点パワーいっぱいのダンスに圧倒されたり、まだまだ発展途上の彼らの行く末にわくわくしたり、夏以降はそんな気持ちでいっぱいでした。

 

I/O公演に入ってからというもの、山田くんを見る目が変わったというか、目が離せなくなった自分がいます。
去年とは明からに違う心の惹かれ方をした理由が、自分なりに見えてきた気がするので書き起こしてみます。

 

ジャニーズを本格的に好きになって15年近いので、もうあの頃のような熱量で誰かのことを必死で調べたり、見たり、追いかけたりすることってないんだろうなぁって正直思っていたんだけども、11月下旬に博多駅のイルミ点灯式に山田くんが来るってわかった日、なんとか午後休もうと画策して本当に休んで、さらに3時間も寒空の下立って待つことに少しも悩まなかった自分にビックリしました(笑)
でも、行かない理由なんてなくない?って思ったら、もうその気持ちは止められなかった…
私はわりと勢いとかその時の気持ちを大事にして行動しがちなんですが、その勢いをジャニーズ方面に向けることが久しぶりでした。
イルミ点灯式で見えた山田くんはほんのちょこっとの大きさで表情もよくわからなかったけど、一切後悔してないし何より楽しかったんですよね。

 

今から書くことは、昔からの山田くんのファンの方や彼をある程度知る人は、そんなんとっくにわかっとるわい!ってなる内容だと思うので、悪しからず…。どうか物を投げないでください…。

 

なぜ、今このタイミングで山田涼介の虜になっているか?というと、
私が今仕事で置かれている立場と環境、そして考え方の変化というのが大いに関係していると思います。
今年の4月から、上司をはじめ、昨年と大きく仕事上の立場や一緒に仕事をする人たちが変わりました。(仕事内容は変わっていません)
少し前から薄々気付いてはいたんですが、たぶん、私は今の上司があまり好きじゃないようです。
それが”人として”というより、”仕事に対する姿勢や考え方”が好きじゃないんです。
そして上司以外にも、あまりにも仕事に対しての意識が低すぎると感じたり、責任感がなさすぎでは?と思う人がいます。
それが本来自分が頼るべき立ち位置の人なのですが、全く信用ならないのでなかなか頼ることができずにいます。
もちろん、悩みを相談したり頼れる先輩が他にもいますが、入社してこれまで、ここまで仕事上で人に対して疑念を抱いたことがなかったので…

 

私自身が仕事に対してアツい人間かというとそうでもないんですが、
「仕事をする上で最低限のこと」だとか、「立場上やっていいこと悪いこと」とか、そういったルール遵守・サービス維持は絶対だと思っています。
お金を貰う以上は責任があって、それを全うしようとするのは当たり前だと。
その辺の認識が、今の上司と噛み合ってない気がします。
仕事に対する単なる価値観のズレなのかもしれないけど、それを差し引いても上に立つ人間としてあまり信用をしていないんだと思います。

 

そんなモヤモヤを抱えながら夏に見たコンサートで、山田くんに釘付けでした。
今まで、ただ漠然と「キラキラしているなぁ」と思っていたけれど、
このキラキラは、ただのキラキラじゃないってことに、コンサートを通して彼をずっと見てるうちに気付いたんです。
抜かりないどころか、むしろ求められるレベルの一つ上に達した完成度の高いダンス。
その合間に見せる歌声やファンサービスでの徹底された自分の魅せ方。
でもそれは、確実に一朝一夕でできたものではない。
彼の”努力”と”責任感”を垣間見ました。

 

ジャニーズと言えど、アイドルと言えど、彼らもお金を貰って仕事をしています。
そう考えた時に、山田くんの仕事に対する姿勢って実はもの凄いんじゃないかって思ったんです。
しかもそれを、年下の男の子がやっているという現実。
ファンの前では、絶対的にカッコイイ自分であろうとする。
求められるサービスに全力で応えようとする。
しかも、手を抜くような素振りがない!
これって、仕事をする上で1番大切なことですから。

 

去年まで山田くんを見てもそこまで気にならなかったのに、なぜ今年はやけに気になるのかと思った時に、
あぁそうか、私は現実世界で山田くんみたいな人を求めているからだ、と思いました。
「仕事に対する姿勢の理想」であるからだと。

 

それから、色々な雑誌や記事を読む機会が増えましたが、やっぱり山田くんのお仕事に対しての考え方や姿勢は自分の中で尊敬に値するものでした。
こんな考え方を24歳の彼ができちゃうのがすごいなって。
あと、こんなこと言うのもどうなんだろうって思うのですが、
「自分の中で絶対に許せないこと」のラインが、私自身と似てる気がしています。大変おこがましいですが…
自分が許せないこと=自分は絶対にしないこと・自分は守り抜くルール だと思うんですが、そこが共感できる部分が多い気がしています。
きっと山田くんは、それはちょっと、どうなんだろう?って私が思ってしまうような言動をあまりとらないんだろうなぁっていう安心感にも繋がっています。

 

そういうこと考えた時に、やっぱり現実世界に足りないものを、こうやって非現実世界(アイドル)に求めるんだなぁと実感しましたね。
面白い人とか、優しい人とか、癒してくれる人じゃなくて、絶対的信頼を寄せて仕事ができる人。
これが今の私にとって足りないと思っているところ、欲しているところ。


そして、ここまで頑張っている人は、やっぱり無条件に応援したくなるものです。
博多駅のイルミ点灯式だけでなく、映画「鋼の錬金術師」も2回観に行きました。
もともと原作好きだったので、実写どうかなぁって思ってはいたんですが、
色んな雑誌や記事で、山田くんのコメントや作品に対する思い入れ、取り組み方を見ているうちに、
これは観に行かなくては、という気持ちになりました。
自担の記念すべき主演映画は1度(しかも水曜日)しか観に行かなったのに、この差は…と考えた時に、やはりその仕事に対する熱意の差かなと。
同じ映画を2度行くなんて人生で2度目くらいですが、迷いなく観に行きました。
私なんかが2度見たって興行収入への貢献度なんてちっぽけなもんですけど、少しでも「よかったよ!」というエールを形にしたかったし、
あれだけ頑張っているから、色んな角度から見てみたい!という気にもなりました。
(もちろん、作品的にもよくここまで実写化したなぁと感心でした)
やっぱり仕事って、そこに向き合う気持ちとか姿勢とか、熱意とか、全部向こう側に伝わるんだよなぁ。

 

話は変わりますが、はてブロを始めて驚いたことが”担降り”記事が結構多かったこと。
私は自担のファンになって約15年、担降りというものを経験したことがありません。
でも、それらの記事を見ていて、皆さん「ファン」でありながら「消費者」でもあるんだな、と感じました。
最近思うのは、約15年間私はファンではあったが、果たして消費者だったのだろうか?ということ。
答えは、おそらく”ノー”だと思います。
だから、自担に不満があっても、週刊誌に載っても、何があっても担降りなんて頭を過ったことがなかった。
ただ根底に「好き」という気持ちがあったから、ここまでファンを続けてきました。
しかし社会人になってから、ジャニーズの彼らもお金を貰っているアイドルであるわけだから、
彼らのコンサートに行ったりCDや雑誌を買うことは、ファンであると同時に消費者としての行動であるのだと気付きました。
消費者である以上、もう「好き」だけで応援したり彼らのやっていることを手放しで見ることができなくなってきたなと感じます。


最後に、Myojo2月号の山田くん10000字インタビューのことを。
ラストに、とても印象深い部分がありました。

 

僕から、メンバーそれぞれのファンに言いたいことがひとつだけあります。
それは”まちがいないよ”ってこと。
9人の誰についていってもまちがいない。
メンバーをいちばん近くで見てきた僕が、胸を張ってそう言える。
あなたが愛したメンバーはステキな人です。
だから、あなたが信じたメンバーを、最後まで愛してほしい。

 

”まちがいないよ”という言葉の強さが、じんと沁みました。
応援してきたファンにとって何より励まされる、糧になる言葉だと思います。
色々なファンの人がいますが、きっと長くファンをやっている人ほど、ファンでいることに悩んだり、壁にぶつかったことがあると思います。
ファンを続けていけるだろうか、ファンでいていいのだろうか。
フラットな気持ちで応援できるのが1番だけど、様々な感情を抱いてファンを続けてきた人も必ずいると思います。
そんなところに、本人から、そのグループの絶対的エースから届けられた「まちがいないよ」の言葉で救われる人はきっといるんじゃないかな。
あなたが今まで歩んできた道はまちがっていないよ。これからもまちがいないよ。
素直に、うらやましい!って思いました。
JUMPのファンを続けてきた皆さんは、こんな風に言ってもらえるなんて、きっと幸せだなぁ、と。
そして私も、もしかしたら、どこかで自担に言ってもらいたかった言葉なのかもしれません。
だからこの部分は、素直にほっこりした気持ちとちょっとした羨望と、そんな気持ちが混ざっていたので印象に残ったのかもしれません。

 

結局のところ、私が消費者として求めるジャニーズ像があって、
それに近いのがJUMPであり、山田くんであると感じた2017年でした。
自担が悪いわけでも、悪く言うわけではなく、単に自分の中で心境の変化があったのです。
それは社会人になって、私を取り巻く環境が変わったのが原因なだけで、誰も悪くありません。
でも、今は夢があって、目標があって、まだまだ伸びしろもやりたいこともたっくさん溢れているJUMPと山田くんを見るのが楽しいです。

 

最近は山田くんに関する論文書けそうだなって思うくらい、彼のことを考察?する時間が多く、
JUMPも含め別の視点から書きたいことがたくさんあるけれども、キリが良いのでこの辺までにしておきます。
色々書きましたが、担降り・担替えまではいってません…まだ、そこまで言うにはあまりにも彼らのことを知らなさすぎると思うから…


ひとまず今年の締め括りに、紅白・カウコンしっかり楽しみたいと思います!